■■■■ 群馬県立産業技術センターまる得通信めーる版(第9号)
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■ ■■ 群馬県立産業技術センター
■ ■ Gunma Industrial Technology Center
■■■■ 2004.9.27(月)発行
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♪♪♪♪♪ 第9号の目次です ♪♪♪♪♪
○産技セ主催セミナー等の情報
・『群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
○製品開発にご利用下さい
・『~頑張る中小企業のための~講演会・支援制度説明会』のご案内
・『特許活用セミナー』のご案内
○平成15年度導入機器の紹介(1)
○技術情報
○編集後記
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○産技セ主催セミナー等の情報
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☆ 群馬県立産業技術センター業務報告会(第3回)のご案内
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【目 的】 産業技術センターは、技術支援の中核機関を目指して昨年度
開所いたしましたが、最近もセンターはどのようなことで対応
してくれるのか、といった話が聞かれます。そこで、これまで
センター職員向けに情報の共有等を目的として実施してきた業
務報告会を、本年度からは、センターでどのような研究が行わ
れているかを、広く県民の皆様にも知っていただくことを目的
に、一般公開で行うこととし、今回は3回目となります。
今までセンターのそばまで来ても、なかなか内部まで足を運
ぶ機会の無かった方や、依頼試験ばかりのつきあいでセンター
全体の活動状況をご存じない方もいらっしゃるかと思います。
センターについて知っていただく良い機会ですので、お気軽に
ご参加下さい。
【日 時】 平成16年10月12日(火) 15:00~16:45
【会 場】 群馬産業技術センター 第一研修室
(〒379-2147 前橋市亀里町884-1、電話(027)290-3030)
【内 容】 今回の発表テーマ: 現場の技術
・テーマ1:「デジタルイメージベース工学に関する研究」
生産システムグループ 小宅 勝(15:00~15:30)
イメージ、すなわち画像は人間が最も活用しやすい情報の1つです。
この画像から定性的な情報だけでなく定量的な情報を抽出する方法を
研究しています。X線CTや高速度カメラなどの画像が具体的にどの
ように開発に生かされるかを説明いたします。
・テーマ2:「個別プレス機械対応次世代型合せ技術に関する研究」
技術支援グループ 小谷 雄二(15:30~16:00)
自動車用大物プレス金型においては、金型熟練工の手作業の繰り返
しによりプレス機ごとに型合わせが行われており、この工程に非常に
多くの時間を要しています。この型合わせ作業削減の共同研究につい
て報告いたします。
・テーマ3:「リバースエンジニアリングについて」
技術支援グループ 中村 哲也(16:00~16:30)
現物モデルの表面形状を(X,Y,Z)の点の集まりとしてコンピ
ュータに取り込む計測技術、取り込んだ点の集まりからCAD設計を
行うモデリング技術など、実際の事例を中心に説明いたします。
【対 象】 どなたでも(技術に興味のある方)
【参 加 費】 無料
【申込方法】 参加を希望される方は、群馬産業技術センター技術開発相談グ
ループ石田あて、10月8日(金)までに電話、FAX、またはe-mail
でご連絡下さい。
担 当:技術開発相談グループ 石田
電 話: 027-290-3939
FAX: 027-290-3040
e-mail: git@tec-lab.pref.gunma.jp
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○製品開発にご利用下さい
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☆ ~頑張る中小企業のための~講演会・支援制度説明会のご案内
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【目 的】 群馬県では、新技術・新製品開発・生産、新たなサービスの
提供などの新事業に取り組む中小企業の皆さんを支援するため
に、「~頑張る中小企業のための~講演会・支援制度説明会」
を開催します。皆さんのご参加をお待ちしております。
【日 時】 平成16年11月11日(木) 13:30~16:00
【会 場】 群馬県立群馬産業技術センター 多目的ホール
(前橋市亀里町884-1 TEL.027-290-3030(代))
【内 容】
・講演会 (13:30~15:00)
◇テーマ 「技術屋たちのブレークスルー」
◇講演者 経済ジャーナリスト 永井 隆 氏
※プロフィール※
1958年生まれ。群馬県桐生市出身。明治大学経
営学部卒。東京タイムズ記者を経て92年からフ
リー。プレジデント、エコノミスト、共同通信
などに執筆。
まったく新しいジャンルの新商品、これまでは世の中になかった
新技術、ヒット商品を取り上げながら、技術者がどう挑んだか、新
技術・新商品開発にかけた思い、抱いた哲学について御講演いただ
きます。
・支援制度説明会 (15:10~16:00)
新商品開発・生産、新たなサービスの提供などの新事業に取り組
む中小企業を支援する各種制度について、御説明いたします。
<説明内容>
・地域産業集積活性化法について
・中小企業経営革新支援法について
【参 加 費】 無 料 ※ただし、事前申し込みが必要です。
【主 催】 群馬県
【申し込み】 参加をご希望の方は、締切日までに、下記事項をFAXまたはメー
ルにて県工業振興課技術支援グループまでお申し込みください。
・申込事項: 企業名、住所、電話番号、FAX番号、参加者氏名・役職、
連絡責任者
・締切日: 平成16年10月29日(金) 必着
◆お問い合わせ先・申込先
群馬県産業経済局工業振興課技術支援グループ(担当:堀)
TEL:027-226-3358、 FAX:027-221-3191
e-mail: hori-ka@pref.gunma.jp
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☆ 『特許活用セミナー』のご案内
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【目 的】 時代は、知的財産を大切にして個人や企業の飛躍の場を求めてい
ます。いま、企業の現場では特許がどの様に利用され、職務発明が
どの様に取り扱われているのか。最新の情報をご紹介いただきます。
知的所有権センターでは、特許を売りたい・買いたい方に特許流
通アドバイザーが特許技術移転の相談と仲介を行い、特許情報を調
べたい方に特許情報アドバイザーが特許相談・検索相談のお手伝い
をしております。
価値のある研究成果やデザイン・ネーミングも特許・意匠・商標
出願という手続を経て権利化しなければその発明は保護されません。
個人・中小・ベンチャー企業においても研究成果を特許化し競争力
と防衛力の強化を図り、特許の活用を考える必要があります。
新製品開発・共同研究・特許移転・特許調査相談・特許出願等に
関係する方の御参加をお待ち申し上げます。
【日 時】 平成16年10月26日(火) PM1:30~4:30
【会 場】 群馬県立群馬産業技術センター 第1研修室
〒379-2147前橋市亀里町884-1
【内 容】
・挨 拶 (1:30~1:35)
群馬県立群馬産業技術センター 所長 植 松 豊
・講 演
「特許活用の進め方」 (1:35~3:00)
講 師 太陽誘電(株)R&Dセンター
知的財産部 参事 熊谷 和廣 氏
休 憩
「産学官連携の紹介」 (3:10~3:40)
講 師 知的所有権センター
特許流通アドバイザー 三田 隆志
「職務発明についての紹介 (3:40~4:10)
講 師 知的所有権センター
特許流通アドバイザー 金井 澄雄
「特許情報の活用方法」 (4:10~4:40)
講 師 知的所有権センター
情報検索アドバイザー 神林 賢蔵
・質疑応答
【受 講 料】 無料
【定 員】 70名
【申し込み】 FAX申込いただき先着70名様です。定員を超えた場合は連絡
いたします。
※問い合わせ 群馬県知的所有権センター
(群馬産業技術センター内)大山
TEL:027-290-3070 (内線202) FAX:027-287-4501へ
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○平成15年度導入機器の紹介(1)
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平成15年度に群馬産業技術センターおよび東毛産業技術センターに設置され
た、主な機器を紹介します。
【IT教育システム一式】
本システムは研修用パソコン21台(CPU Pentium(R)4 3GHz、メモリDDR SDRAM 51
2MB、ハードディスク 80GB、1000Base-Tネットワークコントローラ)と液晶プロジ
ェクタ(明るさ4500ANSIルーメン、リアル解像度XGA[1024×768ドット])より構成
されており、産業技術センターのコンピュータ実験室に設置して、データベース研
修、ネットワーク研修、プログラミング言語研修等のIT関連の研修およびホームペ
ージ作成セミナー、PLC入門セミナー、特許電子図書館利用研修会等のセミナーに
利用しています。
なお、本システムは平成15年度に(株)群電様の寄贈により整備しました。
※設置場所:群馬産業技術センター
【3m法電波暗室】
http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/tomo/k004.html
この部屋は、前室、測定室、電波暗室本体で構成されています。3m法電波暗
室には被測定物品を搭載する回転台(ターンテーブル)とアンテナを上下に移動
させるアンテナ昇降機があり、被測定物を回転させつつアンテナの高さを変化さ
せ、被測定物から発生する電磁ノイズの強さ(EMI)を測定するために利用さ
れます。その他に、電源線や信号線を伝搬する電磁ノイズの強さを測定するため
にも利用されます。
※設置場所:東毛産業技術センター
【小型電波暗室】
http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/tomo/k004.html
小型電波暗室は前室、測定室、電波暗室本体から構成されています。主な用途
は、被試験器に対してアンテナから電波を照射し、被試験器が誤動作しないかど
うかを試験する、放射イミュニティ試験に利用されます。その他電源線や信号線
を伝搬する電磁ノイズの強さを測定するためにも利用されます。3m法電波暗室
は床面が金属であるのに対し、小型電波暗室は床も含めて、壁、天井の6面全て
に電波吸収体が敷設されているのが特徴です。
※設置場所:東毛産業技術センター
【シールドルーム】
http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/tomo/k004.html
シールドルームは前室とシールドルーム本体から構成されています。この部屋
では、被試験器から発生する電磁ノイズの強さを測定するというよりも主に外乱
要因によって被試験器が誤動作しないかどうかを試験する、イミュニティ試験の
ために利用されます。例えば外部から静電気が印加されたときに誤動作しないか
どうか、近所に落雷したときにどうか、瞬間的に停電したとき装置がどうなるか
等を試験するために利用されます。
※設置場所:東毛産業技術センター
【電磁的耐性評価システム】
http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/cycle/2003/001.html
本システムは800MHzから4GHzまでの放射イミュニティ試験システムを軸に、電
源電圧の急激な低下や瞬間的な停電をシミュレートするディップ・瞬停試験シス
テム、大電流配線やトランス等からの漏洩磁界による影響をシミュレートする電
力周波数磁界イミュニティシステム等から構成されます。被試験器に対して外部
から様々なノイズ成分を印加し誤動作しないかどうか試験するシステムです。放
射イミュニティ試験は携帯電話や無線LAN、電子レンジ等で使用されている周
波数の電波を直接照射し試験します。
なお、本システムは平成15年度に日本自転車振興会から競輪収益の一部であ
る機械工業振興事業の補助を受けて取得したものです。
※設置場所:東毛産業技術センター
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○技術情報
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「オリゴ糖とは?」
いろいろな飲料などで「オリゴ糖」という表示を見かけることが多いと思います。
オリゴ糖の「オリゴ」とは「少ない」を意味します。オリゴ糖は炭水化物の一種で
すが、炭水化物とは1個1個の糖(単糖という)が長く連なったものです。一番単
純なのはブドウ糖で、これは糖1個、砂糖(ショ糖)は2個の単糖から成り立って
います。
オリゴ糖とは通常2個から10個の糖が結合したもので、結合の仕方、構成する
単糖の種類などの組合せにより、知られているものだけでも1000種以上にも達
します。オリゴ糖は従来は長く連なった炭水化物を分解して得られていましたが、
微生物の作用で結合の仕方を変えたりして種々の機能をもったものが作られていま
す。そこがオリゴ糖が種々の食品・飲料で使われ、注目されてきている所以と言え
ます。
主な機能としては、1)非消化性あるいは難消化性(食べてもエネルギーになら
ないため肥満防止になる)、2)抗う触性(虫歯になりにくい)、3)ビフィズス
菌増殖作用(腸内の環境を整える)、4)物性の改善、などがあります。
もちろん糖ですので程度の差はあるものの甘味はあり、甘味料としての役割は果
たします。オリゴ糖はますます広い範囲で使われる可能性があり、多機能で貴重な
食品素材であると言えます。
(文責:食品バイオグループ 滝口 強)
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○編集後記
今回は、昨年度導入した機器についてメルマガで解説、実際の機器仕様等につい
てはホームページへリンクする形で、より詳細な紹介ができるようにしてみました
がいかがでしたでしょうか。メルマガで取り上げてはどうかといったテーマ等があ
りましたら、下記メールアドレスまでご連絡下さい。宜しくお願いいたします。
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発行:群馬県立産業技術センター http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
技術開発相談グループ(担当:近藤尚志)
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
Tel:027-290-3030 Fax:027-290-3040
お問い合わせ E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
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