■■■■ 群馬県立産業技術センターまる得通信めーる版(第16号)
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■ ■■ 群馬県立産業技術センター
■ ■ Gunma Industrial Technology Center
■■■■ 2005.4.28(木)発行
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♪♪♪♪♪ 第16号の目次です ♪♪♪♪♪
○巻頭言
○産技セ関連のイベント等の情報
・群馬県試験研究機関合同研究成果発表会(05/5/20)
・第1回初心者向けLinux入門セミナー(05/17,18)
・第1回初心者向けデータベース入門セミナー(顧客管理編)(05/19,20)
・第1回超初心者向けホームページ作成セミナー(基礎編)(05/24,25)
○科学技術週間関連行事レポート
・「ナノメータレベルの機械加工」
足利工業大学 金井彰先生
・「早稲田大学の環境分野への取り組み ~本庄地域での具体的展望~」
早稲田大学 納富信先生
○技術情報
・食品工業品質管理研究会を開催して
○編集後記
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○巻頭言
--全国一利用率の高い公設試を目指して--
当センターでは、全国一利用率の高い公設試を目指して努力をしています。平
成16年度は各種の実績を前年度の1.3倍にすることを目標とし、概ねその目
標を達成しました。平成17年度は更にそれに上積みした目標を立てました。で
すが、この数値目標を達成することそれ自体は最重要課題ではありません。この
目標を達成することで企業の皆様のお役に立つことが、大事なことなのです。今
後も皆様のお役に立てるセンターを目指し、技術支援・開発研究・情報提供に努
力を重ねていきます。
皆様におかれましても、センターを積極的にご利用頂けますよう、お願い致し
ます。
(群馬産業技術センター 所長 植松 豊)
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○産技セ関連のイベント等の情報
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公設試フェア ~ぐんま新時代をひらく産・学との連携~
平成17年度県8試験研究機関合同研究成果発表会
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【開催趣旨】 私たち県の試験研究機関(公設試)では、みなさまの豊かな暮ら
しの実現、県産品の高品質化・個性化による地域産業の振興を目指し、ぐんま新
時代をひらくための研究開発に日々取り組んでいます。研究開発を進めるにあた
っては、実際に技術を活用する企業や生産者の方々、最先端の研究資源を有する
大学など、関係機関との連携を深めていくことが重要です。そのためには、私た
ちが良い研究体制を構築するコーディネーターとしての役割を果たすことが大切
であると考えています。
今回の発表会では、最近私たちが産・学と共同で行った研究成果を発表いたし
ます。
※※聴講をご希望の方は、下記問い合わせ先までお願いします。※※
【開催日時】
日時:平成17年 5月20日(金)13:00~
場所:群馬会館2階ホール
群馬会館1階広間(研究成果パネル展示)
前橋市大手町二丁目1-1 TEL027-226-4850
主催:公設試フェア実行委員会
【問い合わせ先】
群馬県衛生環境研究所 027-232-4881
群馬県林業試験場 027-373-2300
群馬県農業技術センタ- 0270-62-1021
群馬県蚕業試験場 027-251-5145
群馬県水産試験場 027-231-2803
群馬産業技術センタ- 027-290-3030
群馬県畜産試験場 027-288-2222
群馬県繊維工業試験場 0277-52-9950
群馬県新政策課 027-226-2320
【プログラム】
タイムスケジュ-ル
13:00 ~ 13:15 開会・挨拶
13:15 ~ 14:35 第一部4テーマの発表
14:50 ~ 16:10 第二部4テーマの発表
16:10 ~ 16:30 「公設試連携の研究開発」
16:30 ~ 16:35 閉会・挨拶
第一部
13:15~13:35 1 ハタケシメジの人工栽培と機能性について
林業試験場 松本 哲夫
林業試験場では、食用きのこ及び機能性きのことして注目さ
れているハタケシメジについて、栽培技術と機能性に関する
研究を高崎健康福祉大学と共同で行ったので報告します。
共同研究機関:高崎健康福祉大学
13:35~13:55 2 2 ミツバチを利用した半促成ナスの着果促進技術体系の開
発
農業技術センター 宮本 雅章
環境への悪影響が指摘される「特定外来生物」セイヨウオオ
マルハナバチ利用技術の代替として、ミツバチを利用したナ
スの着果安定技術開発に玉川大学と共同で取り組んでいます。
共同研究機関:玉川大学
13:55~14:15 3 外来遺伝子導入カイコによる新しい生糸の開発
蚕業試験場 桑原 伸夫
新繊維の開発と新たな蚕糸業の創出を目指して、新しい高機
能生糸を作らせるよう設計した遺伝子を導入したカイコの作
出について報告します。
共同研究機関:(独)農業生物資源研究所、北海道大学、
東京農工大学、東レ株式会社、碓氷製糸農業協同組合、
繊維工業試験場
14:15~14:35 4 絹の未利用資源を利用した繊維製品加工技術の開発
繊維工業試験場 太田 正徳
蚕糸業の副産物である工場毛羽やキャリア、きびそを原料と
してタンパク質(セリシンやフィブロイン)を抽出し、これ
を加工剤として繊維製品に付与する技術を開発しました。
共同研究機関:群馬大学、桐生染色協同組合
第二部
14:50~15:10 5 群馬県で発生したコイヘルペス病
水産試験場 泉 庄太郎
分子生物学的・病理組織学的解析により群馬県で発生したコ
イヘルペス病の由来と発症機序について知見を得ました。ま
た既発生域でのコイ実験飼育を実施したので併せて報告しま
す。
共同研究機関:東京海洋大学、衛生環境研究所
15:10~15:30 6 炭素繊維とオゾンを用いた水浄化装置の開発と試作
衛生環境研究所 木村 博一
新規な方法による(炭素繊維とオゾン)水浄化装置を開発・
試作しました。本装置は、水の成分をほとんど変えず、効果
的な微生物の殺滅・除去が可能であると考えられます。
共同研究機関:三洋電機株式会社、マニハ食品株式会社
15:30~15:50 7 品質管理が可能な堆肥発酵装置の開発
畜産試験場 松本 尚子
堆肥製造には熟練が必要ですが、攪拌時の臭気を自動測定し
て品質状況を把握することにより初心者でも良質堆肥を製造
できるよう装置を改良しました。
共同研究機関:(独)農業・生物系特定産業技術研究機構
生物系特定産業技術研究支援センター、宇都宮大学、
株式会社クボタ、日環エンジニアリング株式会社
15:50~16:10 8 印刷工程における高速・高精度仕分け装置の開発
群馬産業技術センター 小宅 勝
環境改善を狙いとして、印刷物を生産する際に一定の割合で
発生している紙及び印刷資源の無駄を抑制するための、高速
・高精度仕分け装置を新規に開発しました。
共同研究機関:群馬大学、富士油圧精機株式会社
16:10~16:30 公設試連携の研究開発
新政策課科学技術振興室長 上石 洋一
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第1回初心者向けLinux入門セミナー開催の御案内
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【日時】平成17年5月17日(火)~18日(水) 延べ2日間、12時間
【場所】群馬産業技術センター 管理棟2階 コンピュータ実験室(D-208)
【受講対象】Linuxの基礎を学びたい方
【受講資格】Windowsの基本操作ができる方
【セミナーのねらい】
サーバOSとして注目を集めているLinuxは他のOSに比べ、低い性能のコンピュ
ータでも軽快に動作し、ネットワーク機能やセキュリティーに優れ、また非常
に安定しているという特長を持っています。また、無償で使用できる利点もあ
り、企業のインターネットサーバとしても多く採用されています。
そこで今回は、Linuxの基本から簡単なシステム管理までウィンドウを操作しな
がらLinuxとはどういうものかを体験していただくセミナーを開催することにい
たしました。(初心者を対象とし、ゆっくりとわかりやすく解説します)
【到達目標】
(1) Linuxのインストールができるようになる
(2) Linuxの基本的な操作がきるようになる
【カリキュラム、内容】
1日目: 平成17年5月17日(火) 9:30~16:30(6時間)
内 容:Linuxの基礎(Linuxを利用する上で必要となる基礎知識を習得する)
Linuxとは、Linuxの概要、インストール、ファイルとディレクトリ、
ユーザ管理
2日目: 平成17年5月18日(水) 9:30~16:30(6時間)
内 容: Linuxシステム管理(Linuxの簡単なシステム管理の方法を習得す
る)
システム管理の概要、ネットワークの管理、アプリケーションの管理
【講師】 群馬産業技術センター 電子情報グループ 水沼一英
【使用するディストリビューション】
Fedora Core 2
(2003年11月5日にリリースされた一般向けRed Hat Linuxの後継となるバージョ
ンで、レッドハットの支援を受け、フィドーラプロジェクトが製作している)
【受講料】4,000円(セミナー当日群馬県証紙でお支払いいただきます。
なお、群馬県証紙は当センター内の発明協会で購入することができます。)
【定員】10名(先着順)
【申込締切】 平成17年5月13日(金)まで
【申込方法】 セミナー名、会社名、参加者名、年齢、電話番号、FAX番号、
メールアドレス、受講目的を記入し、下記までFAXでお申し込みください。
【申込先】〒379-2147 前橋市亀里町884-1
群馬産業技術センター 電子情報グループ 北林 あて
TEL 027-290-3030(代表) 直通027-290-3071(内線610)
FAX 027-290-3040
【サポート】セミナー終了後、Linuxに関してわからないことがありましたら、
お手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
(技術支援、実地支援の実施)
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第1回初心者向けデータベース入門セミナー(顧客管理編)開催の御案内
~データベース(Access2003)の実践例として、テーブル、クエリ、フォーム、
レポート、マクロを使用して実用的な顧客管理データベースを作成します~
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【日時】平成17年5月19日(木)、20日(金)2日間(12時間)
【場所】群馬産業技術センター 管理棟2階 コンピュータ実験室(D-208)
【受講対象】データベース(Access2003)を使用して顧客管理データベースを作
成したい方
【受講資格】県内企業に勤務されている方または個人事業者、かつ初心者向けデ
ータベース入門セミナー(応用編)を修了された方または同等の知識をお持ち
の方
【セミナーのねらい】
初心者向けデータベース入門セミナーの基礎編および応用編で習得していただ
いた知識をさらに有効に活用していただくために、実践例としてデータベース
(Access2003)のテーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロを使用して
実用的な顧客管理データベースを作成していきます。
これにより、実践的なデータベース作成技術を習得していただきます。
【到達目標】Access2003のテーブル、クエリ、フォーム、レポート、マクロの機
能を使用した顧客管理データベースが作成できるようになることを目標としま
す。
【カリキュラム、内容】
顧客管理データベースを作成するために、テーブル4つ、フォーム5つ、レポ
ート6つ、クエリ4つ、マクロを作成していく実習が中心となります。
【カリキュラム、内容】
1日目:平成17年5月19日(木) 9:30~16:30(6時間)
内容:顧客管理データベース1
(顧客データをAccess2003でデータベース化し、ラベル印刷やはがき印刷を効
率的に行う)
顧客管理データベースの全体像をつかむ、顧客マスターテーブルを作成する、
顧客マスターフォームを作成する、ラベルレポートを作成する、はがきレポー
トを作成する、顧客マスター(コード順)レポートを作成する、顧客マスター
(五十音順)レポートを作成する、顧客マスタークエリを作成する、営業担当別
顧客マスターレポートを作成する、取引ランク別顧客マスターレポートを作成
する
2日目:平成17年5月20日(金) 9:30~16:30(6時間)
内容:顧客管理データベース2
(顧客データの抽出や並べ替えが効率的に行えるようにマクロを作成する)
メニュー遷移の全体像をつかむ、顧客マスター抽出フォームを作成する、顧客
マスター抽出マクロを作成する、顧客マスター印刷フォームを作成する、メイ
ンメニューフォームを作成する、AutoExecマクロを作成する
【講師】群馬産業技術センター 企画情報グループ 石黒 聡
【受講料】4,000円
(セミナー当日群馬県証紙でお支払いいただきます。なお、群馬県証紙はセンタ
ー内の発明協会で購入できます。)
【定員】5名(先着順)
【申込締切】平成17年5月16日(月)まで
【申込方法】下記申込書にご記入の上、FAXでお送りください。
【申込先】〒379-2147 前橋市亀里町884-1
群馬産業技術センター 電子情報グループ 北林 あて
TEL 027-290-3030(代表) 直通027-290-3071(内線610)
FAX 027-290-3040
【サポート】セミナー終了後、データベースを作成していてわからないことがあ
りましたらお気軽にご相談ください。(技術支援、実地支援の実施)
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第1回超初心者向けホームページ作成セミナー(基礎編)開催の御案内
~ホームページビルダーを用いたホームページの作成方法が習得できます~
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【日時】平成17年5月24日(火)、25日(水) 2日間(12時間)
【場所】群馬産業技術センター 管理棟2階 コンピュータ実験室(D-208)
【受講対象者】原則として40歳以上の方で、Windowsの基本操作ができる方、ホ
ームページを作成し、公開したい方(40歳未満の方でも受講できます)、県内
企業に従事されている方および個人事業者の方、起業される方を対象とします。
【セミナーのねらい】
最近の情報通信技術の発展、グローバル化などにより、インターネットを使用
した情報発信や電子商取引等が盛んに行われれており、中小企業においても生
き残りをかけてインターネット等に取り組んでいかなければなりません。会社
案内や製品紹介の情報を掲載するホームページを作成してWebサイトで発信した
り、これまで取引のなかった地域へ販路を広げるためにインターネット通販用
のホームページを作成したり、顧客からの問い合わせを電子メールで受けとる
ホームページを作成したり、Webアンケートを実施してユーザからの意見を集め
るホームページを作成する等ホームページは多岐わたり利用、活用されており
ます。
そこで今回は、上記のホームページを作成し、Webサイトにホームページを登
録、閲覧するという一連の手順について実習するセミナーを行い、ホームペー
ジの作成方法を習得していただくことを目的といたしました。
【カリキュラム、内容】
1日目:平成17年5月24日(火) 9:30~16:30(6時間)
内容:ホームページの作成基礎
(ホームページビルダを使用して基礎的な技術 を習得する)
ホームページのしくみ、ホームページ・ビルダーの基本操作、文字入力、文字
の大きさや色を変える、区切り線の挿入、インデントの挿入、画像の挿入、画
像の操作
2日目:平成17年5月25日(水) 9:30~16:30(6時間)
内容:ホームページの作成、公開、閲覧編
(ホームページの作成、公開、閲覧の技術を習得する)
表の作成、表の操作、文字へのリンクの設定、メールアドレスへのリンクの設
定、画像へのリンクの設定、フレームを使う、ホームページの公開、ホームペ
ージの閲覧
【講師】 群馬産業技術センター 電子情報グループ 葛西 哲也
【受講料】無料
【定員】20名(先着順)
【申込締切】平成17年5月17日(火)まで
【申込方法】セミナー名、会社名、参加者名、年齢、電話番号、FAX番号、メ
ールアドレス、受講目的を記入し、下記までFAXでお申し込みください。
【申込先】〒379-2147 前橋市亀里町884-1
群馬産業技術センター 電子情報グループ 北林 あて
TEL 027-290-3030(代表) 直通027-290-3071(内線610)
FAX 027-290-3040
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○科学技術週間関連行事レポート
4/18(月)~4/22(金)の5日間、科学技術週間に協賛し、各種の行
事を行いました。中でも、4/20(水)、21(木)の講演会・技術報告会は
大変盛況でした。そこで、両日の講演会について概要を簡単に紹介させていただ
きます。
★4/20(水)13:30~15:00
「ナノメータレベルの機械加工」
足利工業大学 金井彰先生
ナノテクノロジーとは、ナノメートルレベルの長さが技術的な要点となる技術
分野の総称です。1nmは原子数個分の長さでしかありません。この精度を実現す
るにはボトムアップ(原子・分子から積み上げ大きくしていく)とトップダウン
(除去加工などにより微細化・精密化を図る)の二つの手法がありますが、機械
加工の場合には主としてトップダウン型の手法を取ります。トップダウン型の例
を挙げると、切削/研削加工では表面粗さを10nm以下に抑えることができます。
しかしこのレベルになると、圧縮変形も計算に入れないと要求精度が出ません。
LSIは、最も厳しい精度が求められる製品です。要求精度を出すには、ラッ
ピングで粗加工した後、ポリッシングでサブナノ単位(0.1nm)の表面粗さにする
必要があります。シリコンは脆性材料であり、研磨の方法によっては微細なクラ
ックが表面に残ってしまいます。しかし、延性-脆性遷移点(シリコンの場合100
nm)以下で薄く削れば、延性モード研削と呼ばれる状態になりクラックが生じな
くなります。ただし、砥粒の大きさが不揃いでも揃いすぎても延性モードにはな
りません。
★「早稲田大学の環境分野への取り組み ~本庄地域での具体的展望~」
早稲田大学 納富信先生
環境・エネルギー問題は、対象が時間・空間的に広く、身近な生活ところから
国際的な問題まで含む質的な多様さも有する、複雑な問題です。したがって、将
来世代を考えglocalに対応し多様な対象間の関係を認識した上で取り組まなけれ
ばなりません。また、技術開発・実証実験・普及方策・評価を順次行うのでは、
社会の動きに追いつけずビジネスリスクも高くなるので、これらを同時並行的に
進める必要があります。早稲田大学環境総合研究センターでは、大学院や学外組
織との連携を通して早稲田らしい独創的な教育・研究を展開しています。
現在取り組んでいる主要な研究には、車社会の次の時代を見据えた交通システ
ム、リサイクル部品の活用促進とバイオ系燃料の普及、水素社会システム等があ
りあります。教育では、広い専門性と高度な倫理観、科学的手法と工学的手法を
駆使できる人材の育成を目指しています。都市と環境に関するいくつかの社会実
験プロジェクト、環境教育プログラムの開発、エコタウン事業のLCA的評価な
どを通じた、実践的な教育体制を敷いています。
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○技術情報
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食品工業品質管理研究会を開催して
当センターでは、群馬県食品工業協会との共催により「食品工業品質管理研
究会」を開催しています。この研究会は旧工業試験場時代から続けられており、
今年で20年以上にもなります。内容は、食品工業界における品質管理技術に
関するもので、これまでに食品工場の衛生管理、HACCP、オゾンや紫外線
などを利用した殺菌技術、等々、常に業界関係者の方々のご意見を取り入れつ
つテーマを選んできました。これまで、品質管理に直接かかわるテーマを中心
に取り上げてきましたが、昨年度はやや目先を変えて、広い意味での食品の品
質にかかわるテーマとして「アレルギー問題」と「マーケティング」について
取り上げました。食品の品質に関しては、安全性が重要視されるのは言うまで
もありませんが、アレルギー問題は、重篤な症状を引き起こす場合もあり、個
々の原因物質によって症状も異なりきめ細かな対応が必要です。これなど学校
給食を含め社会のシステム作りも必要になります。また、マーケティングの基
本をなし成否を左右するものは製品の品質であり、マーケティング技術と品質
管理とは無縁ではありません。
今回、趣向を変えて品質管理の周辺技術とも言うべきテーマを取り上げまし
たが、参加者からは「時宜を得たテーマで大変参考になった」、「アレルギー
問題は今まで多少軽く考えていたきらいがある、企業にとって重要であること
が改めてわかった」等の声が寄せられました。全体的に満足度が高く、「品質
管理は企業にとって最重要課題であり、今後も継続して欲しい」などの声が大
多数を占め、おおむね好評でした。この研究会は、毎年1~3月の間に行われ、
恒例の事業となっております。(平成16年度は、平成17年2月24日に開催
されました)
平成17年度も企業の品質管理に携わる皆さんのご要望を入れつつテーマを
設定し、開催する予定です。ふるってご参加下さい。
(食品バイオグループ 滝口 強)
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○編集後記
年度が替わり、私自身の異動はなかったものの新たにこのメルマガを担当す
ることになりました。前任者の仕事の中で一番大変そうだったのがこのメルマ
ガの発行でして、この一ヶ月いろいろと不安を抱えながらも、何とか発行する
ことができました。
情報発信の要は「スピード」と「正確さ」と心得ています。前任者のような
紙面を作れるか、いささか心許ないところがありますが、全力で取り組んでい
くつもりです。今後ともよろしくお願い致します。
☆☆ 配信案内 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■このメールは、当センターが発行するFAX版「産業技術センターまる得通
信」にて、『メールマガジン配信希望』のお返事をくださった方、並びに案内チ
ラシを御覧になり、配信希望の連絡をいただいた方にお送りしています。
■よろしかったら、このメールマガジンを皆様のお知り合いやお客様に御紹介く
ださい。
■このメールは、等幅フォントを使ってお読みください。
■送付先アドレス変更及び配信停止は、次のアドレスへ御連絡ください。
◎変更・停止 : git@tec-lab.pref.gunma.jp
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発行:群馬県立産業技術センター http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
技術開発相談グループ(担当:石田一成)
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
Tel:027-290-3030 Fax:027-290-3040
お問い合わせ E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
●掲載記事の転載・転用を希望する場合は、上記まで御連絡ください。
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