■■■■ 群馬県立産業技術センターまる得通信めーる版(第12号)
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■ ■■ 群馬県立産業技術センター
■ ■ Gunma Industrial Technology Center
■■■■ 2004.12.27(月)発行
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♪♪♪♪♪ 第12号の目次です ♪♪♪♪♪
○産業技術センター主催・共催行事情報
・『第29回群馬県分析研究会研究発表会』のご案内
~故障の原因解明や製品開発に必要な素材解析の研究成果を発表します~
・『第6回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
~当センターの技術シーズを、製品開発に利用してみてはいかがですか~
・『第4回産学官交流出会いの場 ~連携から連帯へ~』開催のお知らせ
~産学官交流の足がかりを提供します。なかなか機会のない方はぜひ参加を~
○製品開発にご利用下さい
・『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内
○技術資料コーナー
○編集後記
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○産業技術センター主催・共催行事情報
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☆ 『第29回群馬県分析研究会研究発表会』のご案内
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ものづくりにおいて、製品開発するためには素材についての情報を得るこ
とは重要なことです。また、造った物が何らかの原因で壊れてしまったり、
不具合が生じた時には、その原因を解明しなければなりません。食品におけ
る異物の混入などもその一つです。そのような時に使われるのが分析技術で
す。
最近では、ヨーロッパに製品を輸出する企業が、ヨーロッパが規定した環
境規制をクリアーせねば輸出できないことから、製品を構成する部品総てに
対して、公害元素の含有が基準値以下であるという証明書の添付を納入業者
に求める場合もありますが、こういった事例にも分析技術を用いて対応する
必要があります。
群馬県分析研究会は、このような分析技術に携わる県内の技術者を中心に
構成された研究会で、会員相互の技術力向上を目的に活動しております。そ
の為、主催する行事等は会員のみを対象としてきましたが、今回、会の活動
や分析技術というものを広く県民の皆様に知っていただくことを目的に、一
般向けの研究発表会を開催することとしました。分析に関わる一流の企業の
方や大学・研究機関などからの発表があります。
分析という普段聞き慣れない技術に触れることで、新たな発想の転換点と
なり得るかもしれません。故障原因の解析が新たな発想を生む場合もありま
す。
皆様の参加をお待ちいたしております。
【開催日時】 平成17年1月21日(金) 13:00~17:15(予定)
【場 所】 群馬産業技術センター 第1研修室
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
【参 加 費】 無料
【締め切り】 平成17年1月17日(月)
【発表予定】 (株)島津製作所(特別講演)、(株)環境技研リサーチセンター、
アキレス(株)、三洋エナジートワイセル(株)、群馬大学、群馬工業
高等専門学校、群馬県衛生環境研究所、群馬産業技術センター
【申 込】 群馬産業技術センター 技術開発相談グループ(担当:近藤)
TEL 027-290-3939、 FAX 027-290-3040
E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
詳細については、決定次第ホームページでお知らせいたします
ので、ご確認下さい。
ホームページ http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
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☆ 『第6回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
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当センターが開所してから丸1年が経ちました。皆様の御協力をもちまして、
センターは順調な運営を続けております。当センターでは、その研究成果を広
く県民の皆様に知っていただくために、今年度から公開で業務報告会を行って
おります。
第6回となる今回は、ナノ・微量分析という近年著しく進歩している分野の
研究を集めて開催します。多数の皆様のご来場をお待ちしております。
【日 時】 平成17年1月11日(火)15:00~16:45
【会 場】 群馬産業技術センター 第一研修室
(〒379-2147 前橋市亀里町884-1、電話(027)290-3030)
【内 容】 今回の発表テーマ: ナノ・微量分析
・テーマ1:「ナノ加工技術開発 プロジェクト研究」
機械グループ 田島創(15:00~15:30)
ナノ加工技術開発プロジェクトでは、レーザを用いた常温接
合法と非接触微細加工技術について研究を行っている。常温接
合は、石英とポリイミドなど、異種材料を化学的に接合する技
術である。レーザによる微細加工技術とあわせて、現在までの
経過と今後の課題について報告する。
・テーマ2:「ダイヤモンド状炭素(DLC)のマイクロ電気機械システム
(MEMS)応用の要素技術研究」
環境材料グループ 山本亮一(15:30~15:45)
炭素系材料の中で、ダイヤモンドの持つ優れた物性と、ダイ
ヤモンドではできない穏和な条件で合成可能な「ダイヤモンド
状炭素(DLC)」という材料がある。現在様々な分野で工業
的利用が広まりつつあるが、これをマイクロ電気機械システム
(MEMS)に応用すべく研究を行っている。今回は、本研究
の狙いや結果のトピックを紹介する。なお本研究は(株)栗田
製作所様との共同研究である
・テーマ3:「ナノ結晶構造制御法による高硬度セラミックス材料の開発」
環境材料グループ 徳田敬二(15:45~16:00)
セラミックスコーティングは母材に耐摩耗性、耐薬品性など
の性質を与える目的で広く用いられている。本研究では特に結
晶構造に注目し、新規なセラミックスコーティング材料の開発
を目指しているが、今回はアルミナのコーティングについて検
討した結果を紹介する。なお、本研究は群馬大学工学部、マイ
クロマグネティックス様との共同研究である。
・テーマ4:「二次加工野菜の元素分析による原産地判別」
食品バイオグループ 吉野功(16:00~16:30)
漬物は数年前より原料原産地表示が義務づけられている食品
であるが、科学的に原産地を判別する方法は確立されていない。
生鮮品では栽培地の土壌に由来する微量ミネラルパターンの測
定による原産地の判別例が報告されているが、今回はキュウリ
漬物を対象として市販品および製造工程でのミネラルを測定し、
加工食品への応用を検討したので報告する。
【対 象】 どなたでも(技術に興味のある方)
【参 加 費】 無料
【申込方法】 参加を希望される方は、群馬産業技術センター技術開発相談グ
ループ石田あて、1月7日(金)までに電話、FAX、またはe-mail
でご連絡下さい。
担 当:技術開発相談グループ 石田
電 話: 027-290-3030
FAX: 027-290-3040
e-mail: git@tec-lab.pref.gunma.jp
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☆ 『第4回産学官交流出会いの場 ~連携から連帯へ~』開催のお知らせ
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※今回は「館林商工会議所3階ホール (館林市大手町10-1)」で開催します。
技術の中核的支援機関である群馬産業技術センターでは、産学官連携共同研
究を今後行いたいと考えている方と大学等の研究者が定期的に交流できる場を
構築するため、今年度から「産学官交流出会いの場」を開催しています。
第4回目となる今回のテーマは「バイオ・食品」です。ぜひご参加ください。
【日 時】 平成17年1月27日(木)14:00~17:00
【場 所】 館林商工会議所 3階ホール (群馬県館林市大手町10-1)
【テ ー マ】 「バイオ・食品」
【内 容】 「話題提供&技術交流会」
○技術シーズの提供 14:10~
「食品分析用バイオセンサの動向/食品の鮮度・機能性の評価」
東洋大学生命科学部 教授 大熊廣一 氏
○開発事例 14:40~
「非遺伝子組み換え脱脂加工大豆原料の検討」
正田醤油(株) 発酵研究所 所長 細谷広志 氏
○産業技術センター業務紹介 15:20~
「群馬オリジナルパン酵母の実用化研究について」
群馬産業技術センター 環境材料グループ 福本亮平
○技術交流会 16:00~
懇談会を行い、個別の技術交流の場を提供したいと考えています。
【参 加 費】 無料
【定 員】 50名
【申込締切】 平成17年1月25日(火)まで
【申込・問合せ先】群馬産業技術センター 技術開発相談グループ(担当:中村)
電話 027-290-3030 FAX 027-290-3040
詳細は、産業技術センターのホームページでご覧ください。
http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/
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○製品開発にご利用下さい
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☆ 『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内
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【目 的】 特許庁で保有する約5,000万件の特許情報が特許電子図書館
(IPDL)に保存されております。これから、意匠や商標を
考える方、新製品開発や商品企画をする方、これは特許になる
のだろうかとお迷いの方、下記の『特許情報活用研修会』や東
毛産業技術センター毎週木曜日(PM1:00~4:00)に
開催される『特許相談会』をご利用下さい。
【今月の研修】 テーマ:「商標検索方法」
日 時: 平成17年 1月14日 9:30~12:00
内 容: 1)商標制度の概要(対象・登録要件・手続き)
2)商標検索(キーワード・称呼・図形)
会 場: 群馬県立群馬産業技術センター コンピュータ実験室
前橋市亀里町884-1
TEL027-290-3070
定 員: 10名
講 師:特許情報活用AD 神林賢蔵
【受 講 料】 無料
【申し込み】 希望される研修テーマ名ごとに、企業名、氏名、住所、TEL,
FAX、e-mail、パソコン経験の有無を記入の上、神林アドバ
イザーあてお申し込み下さい。
前橋市亀里町884-1/群馬県立群馬産業技術センター
/知的所有権センター
神林賢蔵(e-mail:kanbayashi.kenzoh@ad.japio.or.jp)
FAX:027-287-4501
TEL:027-290-3070
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○技術資料コーナー
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☆ 皆様の疑問にお答えします(Q&A)
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Q)高温高湿環境試験のような加速寿命試験の結果から、製品の寿命予測をどのよ
うに導いたらよいか? (製品寿命の加速試験の考え方)
A)製品寿命の内、腐食等の化学的反応の関与するものについては、製品寿命と温
度との間に、下記に示すアレニウス則で説明される関係が存在する。特に、半
導体デバイスの寿命のように、電気的、熱的、機械的ストレスの中で温度依存
性の高いもについては、アレニウスの化学論がよく当てはまることが実証され
ており、寿命予測が行われている。具体的には、数点の異なる温度による加速
試験における製品寿命をアレニウス則に適応することにより、室温での製品寿
命を予測することができる。
【アレニウス則/アレニウスプロット】
一般論的には、アレニウスプロットとは、そもそも化学反応速度論的な考え方
であるが、寿命(t)を、絶対温度(T)と反応の活性化エネルギー(E)の
関数で示すと、
t=to*exp(E/kT)
となる。(toは比例定数、kはボルツマン定数)
ここで、Eは実験しないと分からない値であるので、温度を複数変えて実験し
求める。(たとえば、60℃、70℃、80℃等)
ところで企業現場では、試験時間や試験コストの制約上、「1点のデータで概
略の推定は出来ないか?」、という話はあり得る。その場合は、正確性を欠く
方法ではあるが、経験的にE=約1eVとなることが多いことから、これを用
いて便宜的に計算することもある。(但し、概算に近いというリスクをきちん
と理解した上で使う必要がある。)
環境材料グループ 山本
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☆ 職員からの情報
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「複合サイクルウェザーメーター(耐候性試験機)」
複合サイクルウェザーメーターは、工業製品の劣化を人工的な劣化因子(紫外
線、熱、水等)により促進させて耐候性の評価を行う試験装置で、屋内外で使用
される工業製品の品質検査や現行品と新開発製品の耐候性比較などにご利用いた
だけます。
複合サイクルウェザーメーター(スガ試験機製,SX75-S80・OG)の主な特徴として
は、耐候性試験に用いる光源を代表的な2つの種類の中から選択が可能です。国
内では標準的で、過去のデータ蓄積も豊富なサンシャインカーボンによる光源と、
太陽光に近似し、ISO、ASTM、DINなど、世界で標準的に使用されているキセノン
ランプ光源のどちらかの光源で試験を行うことができます。
依頼試験での耐候性試験料金は、最初の1時間は1,450円で、それ以降は1時間
につき950円(「耐候性試験(簡易なもの)」,県内企業の場合)となります。ご
利用には、スケジュールやその他の試験条件を設定する必要がありますので、ま
ずは生産システムグループまで、お問い合わせください
生産システムグループ 一ノ瀬
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○編集後記
今回は、技術資料として当センターへの技術相談から、促進試験についてのQ
&Aを掲載しました。このように、読者の皆様で日頃疑問に思っていることがご
ざいましたら下記までメールしてください。紙面上で極力回答していきたいとも
います。
また、メルマガで取り上げてはどうかといったテーマ等がありましたら、同様
に下記メールアドレスまでご連絡下さい。宜しくお願いいたします。
☆☆ 配信案内 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■このメールは、当センターが発行するFAX版「産業技術センターまる得通
信」にて、『メールマガジン配信希望』のお返事をくださった方、並びに案内チ
ラシを御覧になり、配信希望の連絡をいただいた方にお送りしています。
■よろしかったら、このメールマガジンを皆様のお知り合いやお客様に御紹介く
ださい。
■このメールは、等幅フォントを使ってお読みください。
■送付先アドレス変更及び配信停止は、次のアドレスへ御連絡ください。
◎変更・停止 : git@tec-lab.pref.gunma.jp
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発行:群馬県立産業技術センター http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
技術開発相談グループ(担当:近藤尚志)
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
Tel:027-290-3030 Fax:027-290-3040
お問い合わせ E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
●掲載記事の転載・転用を希望する場合は、上記まで御連絡ください。
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