群馬県立産業技術センター

Gunma Industrial Technology Center

メールマガジン 第11号

■■■■ 群馬県立産業技術センターまる得通信めーる版(第11号)

■ ■■   群馬県立産業技術センター
■  ■     Gunma Industrial Technology Center
■■■■      2004.11.19(金)発行

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♪♪♪♪♪ 第11号の目次です ♪♪♪♪♪

○産技セ主催セミナー等の情報
 ・『第5回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
 ・『材料処理技術講習会』のご案内

○県内の講演会情報
 ・『NPO法人日本経営責任者協議会群馬支部発足会及び第1回講演会』のご案内

○製品開発にご利用下さい
 ・『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内

○産業技術センターレポート
 ・県民の日記念事業が開催されました

○平成15年度導入機器の紹介(2)

○編集後記

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○産技セ主催セミナー等の情報

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☆ 『第5回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
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【目  的】  当センターが開所してから丸1年が経ちました。皆様の御協力
        をもちまして、センターは順調な運営を続けております。当セン
        ターでは、その研究成果を広く県民の皆様に知っていただくため
        に、今年度から公開で業務報告会を行っております。
         第5回となる今回は、バイオ・食品に関する研究を集めて開催
        します。多数の皆様のご来場をお待ちしております。
       
【日  時】  平成16年12月13日(月)15:00~17:15

【会  場】  群馬産業技術センター 第一研修室
        (〒379-2147 前橋市亀里町884-1、電話(027)290-3030)

【内  容】  今回の発表テーマ: バイオ・食品
     
   ・テーマ1:「ライフサイエンス関連研究」
           環境材料グループ   仁科淳良(15:00~15:30)

          当センターの「バイオ応用プロジェクト」では、廃キャベツ
         の有効利用、こんにゃく飛粉やマイタケ由来の神経活性化物質
         の探索、抗酸化性を有する梅果汁の実用化、群馬県産酵母の利
         用技術の開発等の研究を行っている。今回は、神経活性化物質
         に関する検討内容の最新成果を紹介する予定である。

   ・テーマ2:「バイオ応用技術の可能性調査研究」
           環境材料グループ   福本亮平(15:30~16:00)
     
          今年度の第二回業務報告会の続報として、県産酵母のトレハ
         ロース分解酵素の活性および遺伝子の解析、グルコマンナンを
         用いた培地でのニンジン培養細胞の増殖、オニバス種子抽出物
         の活性酸素消去能等について報告する 

   ・テーマ3:「清酒の品質向上に関する研究」
           食品バイオグループ   上山修(16:00~16:30)
     
          清酒の香りや味に大きく影響するものが、使用する酵母の特
         性である。本研究では「群馬KAZE酵母」の改良を目的に、
         新型酵母を選抜し、清酒製造試験を行っている。一方地産地消
         の観点から、県産米を使った味のあるオリジナル清酒を試作し
         たので紹介する。

   ・テーマ4:「機能性を付与した高齢者向けウメ加工品の開発」
           食品バイオグループ   徳江健(16:30~17:00)
     
          群馬県は全国第2位のウメの生産県であり、ウメの栽培が盛
         んである。ウメには様々な機能性があり、含有するクエン酸の
         食欲増進作用以外にも、ポリフェノールなどの成分の抗酸化性
         を有する。この抗酸化性を利用した高齢者向けの菓子の開発を
         試みたので紹介する。

【対  象】  どなたでも(技術に興味のある方)

【参 加 費】  無料

【申込方法】  参加を希望される方は、群馬産業技術センター技術開発相談グ
        ループ石田あて、12月10日(金)までに電話、FAX、またはe-mail
        でご連絡下さい。
            担 当:技術開発相談グループ 石田
        電 話: 027-290-3030
        FAX: 027-290-3040
        e-mail: git@tec-lab.pref.gunma.jp


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☆ 『材料処理技術講習会/高強度薄鋼板の特性とプレス加工法』のご案内
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【目  的】 近年、自動車の車体軽量化は衝突安全性と炭酸ガス排出量削減
       を両立させるための最重要課題の一つとなっています。この課題
       を解決するために、各種低比重材料(アルミ,マグネシウム,プラ
       スチック等)の適用拡大や構造最適化の努力とともに車体重量の大
       きな割合を担う鋼材の高強度化による車体軽量化が積極的に進め
       られています。自動車部品に適用される薄鋼板は、その用途すな
       わち適用部品によって異なる材料特性や品質が要求されることか
       ら、それぞれの場合で要求強度や高強度化の方法が異なります。
        本講習会では、県内で高強度薄鋼板のプレス加工に携わる技術
       者の方に、上記の様に複雑な本鋼板の特性をよりいっそう御理解
       頂き、プレス加工製品の精度向上に少しでもお役に立つことを目
       的として開催いたします。
        今回講師をお務めいただくのは、現在高強度薄鋼板加工等の分
       野全般で精力的に御活躍中の新日本製鐵株式会社 高橋学先生で
       す。最先端の情報が生で聴ける貴重な場となりますので、皆さま
       万障お繰り合わせの上御来場いただきますよう、御案内いたしま
       す。
        主催:群馬県生産技術研究会
        共催:群馬県立群馬産業技術センター

【日  時】 平成16年12月10日(金) 午後 1:30 ~ 4:00

【会  場】 群馬県立群馬産業技術センター 第1研修室

【受 講 料】 無 料

【内  容】
     ・挨拶   午後1:30 ~ 1:45
     ・講演   午後1:45 ~ 3:30(休憩含む)
       演題: 「高強度薄鋼板の特性とプレス加工法」
       講師: 新日本製鐵株式会社
           技術開発本部鉄鋼研究所鋼材第一研究部主幹研究員
            高橋 学 先生
       内容:  高強度薄鋼板の特性とプレス加工法に関する最先端の
           情報と技術討議
     ・質疑応答 午後3:30 ~ 4:00

【定  員】  80名

【申し込み】  別紙申込書に必要事項を御記入の上、E-mailまたはFAXで下記ま
       でお送りください。
         E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
          F A X :027-290-3040、 T E L :027-290-3071 内619
       〒379-2147 前橋市亀里町884-1
        群馬県立群馬産業技術センター内 生産技術研究会事務局(細谷)

【申込締切】  平成16年12月8日(水)



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○県内の講演会情報

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☆ 『NPO法人日本経営責任者協議会群馬支部発足会及び第1回講演会』のご案内
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【目  的】 NPO法人日本経営責任者協議会では、群馬支部(りょうもう
       IPO研究会)発足させることと致しました。つきましては、下
       記の発足会及び第1回講演会/パティーを開催いたします。
        本研究会は、りょうもう地域に於いて、地元企業の新たな株式
       公開・上場の実現を支援することにより、産業全体の活性化を目
       指しているものです。
        本研究会の趣旨を是非ご理解頂き、本講演会に多数のご出席を
       頂けますよう、ご案内させて頂きます。

【日  時】  2004年12月1日(水) 14:00-19:00
         (講演会終了後19:00迄パーティ)

【場  所】  (株)ぐんま産業高度化センター会議室

【講  演】
      (1)「最近のIPO事情」
        講師:東京証券取引所 上場部新規上場サポート担当 齋藤史貴様
      (2)「上場は難しくない」
        講師:中央青山監査法人 代表社員 公認会計士 川田増三様

【参 加 費】  3,000円

【主  催】  NPO法人 日本経営責任者協議会
        (社)日本工業技術振興協会
        技術士協同組合
        (株)ぐんま産業高度化センター

【参加申込方法】  氏名、ご所属、連絡先(電話、ファックス、電子メールアド
         レス等)を記載頂き下記事務局へお申し込み下さい。

【事 務 局】
        (株)ぐんま産業高度化センター内 りょうもうIPO研究会
            担当:斉藤
          太田市吉沢町1066番地 太田市リサーチパーク内
            Tel:0276-40-5060
            Fax:0276-40-5065
            e-mail:saito@gidc.co.jp



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○製品開発にご利用下さい

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☆ 『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内
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【目  的】  特許庁で保有する約5,000万件の特許情報が特許電子図書館
        (IPDL)に保存されております。これから、意匠や商標を
        考える方、新製品開発や商品企画をする方、これは特許になる
        のだろうかとお迷いの方、一度『特許情報活用研修会』や『特
        許相談会』をご利用下さい。

【今月の研修】 テーマ:「特許検索方法 (入門編)」
        日 時: 平成16年12月9日(木)13:30~16:00
        内 容: 1)特実制度の概要(対象・登録用件・手続き)
             2)キーワード・番号による特実検索
        会 場: 群馬県立東毛産業技術センター 研修室
               太田市吉沢町1058-5 
                 TEL0276-40-5090
        定 員: 6名
        講 師:特許情報活用AD 神林賢蔵

【受 講 料】   無料

【申し込み】  希望される研修テーマ名ごとに、企業名、氏名、住所、TEL,
        FAX、e-mail、パソコン経験の有無を記入の上、神林アドバ
        イザーあてお申し込み下さい。
       前橋市亀里町884-1/群馬県立群馬産業技術センター
         /知的所有権センター
         神林賢蔵(e-mail:kanbayashi.kenzoh@ad.japio.or.jp)
          FAX:027-287-4501
            TEL:027-290-3070



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○産業技術センターレポート

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☆ 県民の日記念事業が開催されました
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 群馬産業技術センターでは、県民の日(10月28日)記念事業として、将来
を担う子供達によりいっそう科学技術へ興味を持ってもらうために、「おもしろ・
ふしぎ科学技術教室」を開催しました。今回は、当センターが、地域との結びつ
きの強い支援機関を目指していることもあり、太田市教育委員会および太田行政
事務所と共催で、太田社会教育総合センターを中心会場に実施しました。
 当日は、58人の太田市の小学生の参加がありました。子供達はまず、太田社
会教育総合センターで、「ナノテク」と「手作りバター」体験をしました。
「ナノテク」体験では、ナノテクノロジーを子供達にやさしく解説することを主
眼に、小さいものを見るためのいろいろな顕微鏡や、ナノテクノロジーを応用し
た「曇らないメガネ」などについて、実験を交えながら説明を行いました。子供
達は、「曇らないメガネ」を湯気にかざして曇るものと曇らないものの違いを体
験し、原理を学ぶためにレンズ上に小さい水滴を垂らしてその広がり具合の差を
調べる実験などに取り組みました。
 「手作りバター」体験では、生クリームを材料にバターを作り、パンに塗って
味見をしてみました。バター作りは、300ccほどの容器に生クリームを入
れ、ひたすら振り続けるというものですが、このような単純な作業で生クリーム
がバターという全く違ったものになるということが子供達の興味を引いたようで
した。また、一人で振り続けるのも大変なことから、何人かの協力が必要となり
ましたが、そのため出来た時の達成感はなおさらのようでした。
 次に、太田社会教育総合センターから東毛産業技術センターまでバス移動して、
「音」、「電波」および「立体画像」について体験しました。
 「音」については、無響室という音の反射の全くない部屋に入って、音の測定
ついて体験しました。特に、無響室という特殊な空間に入るのは子供達にとって
初めての経験なので、音の反射のない状態を楽しんでいるようでした。
 「電波」については、周囲の電波を総て遮断する電波暗室に入り、携帯電話が
発する電波を発信源に、電波の測定について実習しました。
 「立体画像」は、立体カメラで撮影した画像を、コンピュータを用いてディス
プレー上に再現するもので、コンピューターに取り組んだ画像はマウスを用いて
自在に操ることが出来ます。参加者は各々の顔を撮影して、ゲーム感覚で自在に
操って楽しんでいました。
 上記のイベントを体験したところで、参加した小学生は、バスで太田社会教育
総合センターまで移動して解散となりました。普段経験できないイベントを体験
した参加者は、父兄のお迎えに満足そうに家路につきました。



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○平成15年度導入機器の紹介(2)
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【無響室】    
     http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/tomo/k004.html
 音響関連評価に用いる部屋です。評価対象の音(機械騒音など)を雑音や反射
成分のない直接音のみで捉えるために、部屋の外側には遮音層を設け外部の雑音
を遮断し、部屋の内側にはくさび形の吸音材が施され壁面で音が反射しないよう
な工夫がなされており、室内は雑音や反射音がほとんどない極めて静かな空間と
なっています(暗騒音15dB(A)以下)。床面のみは吸音材のない反射面に
なっている半無響室とは異なり、床面(底面)にも吸音材が施され、作業は中空
に施されたグレーチング(金網)面上で行う完全無響室といわれるタイプです。
  ※設置場所:東毛産業技術センター

【音響解析システム】 
    http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/cycle/2003/001.html
 本システムは、入出力モジュール、各種マイクロホン、制御用パソコン、マイ
クロホントラバース(位置決め駆動)装置等から構成され、従来の一般的な騒音
レベル測定、音響パワーレベル測定、音響インテンシティ測定による音源探査、
垂直入射吸音率測定など、各種の音響関連評価に御利用いただけます。
垂直入射吸音率以外の測定については、通常は無響室の中で測定します。
 なお、本システムは、日本自転車振興会から競輪収益の一部である自転車等機
械工業振興補助事業の補助を受けて整備したものです。
  ※設置場所:東毛産業技術センター

【恒温恒湿室】  
    http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/tomo/k018.html
 この試験機は試験室内を目的の温湿度に制御することができる環境試験装置です。
本体は断熱パネルで組み立てられており、試験室寸法はIW 4070mm×IH 2100mm×
ID 1970mmです。
 温度、湿度はそれぞれ-40~+80℃、10%~95%の範囲でコントロールが可能です。
運転方法は一定の温湿度を維持する「定値運転」とあらかじめ作成しておいたプロ
グラムによって温湿度の設定を変化させる「プログラム運転」の2種類があります。
試験室内には100V、200Vの電源がありますので、供試物品を試験室内で動作させ
ながら試験を行うことも可能です。
  ※設置場所:東毛産業技術センター

【電子線マイクロアナライザー】
    http://www.tec-lab.pref.gunma.jp/setsubi/list/saisei/2003/001.html
 この装置は金属や高分子化合物表面の成分分析を行う分析装置で、試料表面に
細く絞った電子線を照射し、試料表面から放出される特性X線を検出します。特
性X線は元素ごとに波長が異なるため、試料を破壊することなく試料表面に含ま
れる元素が何であるかを知ることが出来ます。
 電子源としてCeBixカソード、またはタングステンフィラメントを使用可能で分
析元素範囲はホウ素~ウランです。波長分散型X線分光器を5チャンネル搭載し
ており多元素同時マッピング分析等が行えます。
 本装置は地域再生産業集積対策事業費補助事業により整備されました。
  ※設置場所:東毛産業技術センター



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○編集後記

 今回は、県民の日記念事業として、地域に出向いて開催した体験型のイベント
の紹介をいたしました。このような取り組みにつきまして、ご意見・ご要望がご
ざいましたら、下記メールアドレスまでお願いいたします。
 また、メルマガで取り上げてはどうかといったテーマ等がありましたら、下記メ
ールアドレスまでご連絡下さい。宜しくお願いいたします。
  

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 ◎変更・停止 : git@tec-lab.pref.gunma.jp

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 発行:群馬県立産業技術センター http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
    技術開発相談グループ(担当:近藤尚志)
  〒379-2147 前橋市亀里町884-1
  Tel:027-290-3030 Fax:027-290-3040
 お問い合わせ E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp

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