■■■■ 群馬県立産業技術センターまる得通信めーる版(第10号)
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■ ■■ 群馬県立産業技術センター
■ ■ Gunma Industrial Technology Center
■■■■ 2004.10.27(水)発行
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♪♪♪♪♪ 第10号の目次です ♪♪♪♪♪
○トピックス
・当センターへの常陸宮様のお成りがありました
○産技セ主催セミナー等の情報
・『第4回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
○製品開発にご利用下さい
・『R&Dサポート事業「特許権化段階」第3次募集』のご案内
・『中小・ベンチャー企業向け産業財産権セミナー』のご案内
・『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内
○編集後記
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○トピックス
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☆ 当センターへの常陸宮様のお成りがありました
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平成16年10月16日(土)に、群馬産業技術センターへ常陸宮同妃両殿下の
お成りがありました。両殿下は、当日朝に群馬県庁を御視察、ねんりんピック開会
式に御臨席などなさった後、当センターを御視察されました。
御着後、僅かな御休憩の後に御視察となりましたが、その際群馬県産の桑の葉を
使ったクッキーを召し上がられました。
御視察は、当センターの植松所長が、群馬県内産業と産業技術センターについて
概略の説明をさせていただいた後、センターの公開行事として検討していた4つの
事業をご案内いたしました。御視察の概要は以下のとおりです。
1)『おもしろ・ふしぎ科学教室』は、ナノテクノロジーを子供達にやさしく解説
すること主眼に、1.小さいものの不思議、2.小さいものを見るためのいろ
いろな顕微鏡、3.ナノテクノロジーを応用した「曇らないメガネ」、につい
て実験を交えながら楽しく学ぶことを目的とした事業です。今回は、前橋市立
下川淵小学校の6年生の児童を対象に開催し、その様子を両殿下が視察されま
した。
児童達は、「曇らないメガネ」の実験の場面では、湯気にメガネレンズをか
ざして曇るものと曇らないものの違いを体験しその効果に驚いたり、原理を学
ぶためにレンズ上に小さい水滴を垂らしその広がり具合の差を調べる実験など
に熱心に取り組んでいました。
両殿下は、児童達が丁度「曇らないメガネ」の実験を行っている時に教室に
通りかかられ、原理を本センター所長に質問なされたり、子供達に実験の感想
をお聞きになったりしておられました。
2)『超初心者向けホームページ(HP)作成セミナー』は、コンピュータを使い
始めて間もないような方を対象に、ホームページビルダを使用して、基礎的な
技術の習得をしていただいた後、ホームページの作成、公開、閲覧等の初歩的
な応用技術を実習していただくものです。今回は、幅広い年齢層の20名ほど
の受講者を対象に実施しました。
HPセミナーの御視察は、廊下の窓越しとなりました。殿下からは、「この
ようなセミナーを何回やっているのですか。1回あたり何時間ですか?」と御
質問があり、「年数回、2日間にわたり、1日6時間です」と所長が説明いた
しました。
3)『福祉機器の開発』に関しては、体がほとんど動かせず意思疎通の難しい人の
ための意思伝達装置や、重度障害者のための電動車椅子などを当センターでは
研究開発していますが、その試作品について体験していただきました。
はじめに、病気、けが等の原因により意識はあるものの話すことも動くこと
もできない患者さんを対象とした、自分の意思を介護者に伝えることができる
意志伝達システムについて説明いたしました。殿下には、装置を経由してテレ
ビのチャンネル操作を体験していただきました。
次に、徐々に筋力が落ちていくALSという患者さんを対象とした金属のひず
みを測定するのに用いられるひずみゲージを利用した意思伝達スイッチについ
て説明いたしました。妃殿下から、「遠くにいる介護者にはどのように伝える
のですか」との御質問がありましたが、その事について殿下から「光ケーブル
を使用しては」との御助言をいただきました。
最後にボタンで操作する電動車椅子ならびに音声で操作する電動車椅子につ
いて説明いたしました。妃殿下から、「違う人の声では車椅子を操作できない
のですか」との御質問がありましたので、妃殿下に、『前進』という言葉で操
作していただいた直後に、殿下には、『右に回転』という言葉で電動車椅子を
操作していただいたところ、興味深く作動状況をご覧になっておられました。
4)『群馬KAZE酵母の開発状況』では、はじめに清酒づくりにおける酵母の役割と、
「群馬KAZE酵母」の開発経緯を御説明し、実際の培養酵母を顕微鏡でご覧
いただきました(倍率は500倍)。
次に「群馬KAZE酵母」の特徴を御説明し、「群馬KAZE酵母」で造っ
た市販の大吟醸酒と産業技術センターで研究中の試作酒を御紹介し、その後試
飲していただいきました。その際殿下から、「同じ酵母を使用してもお酒の品
質が違ってくるのですか」、と御質問があり、「お酒は非常に繊細なもので、
水や造り方で味や香りが変わってきます」とお答えいたしました。また妃殿下
からは容器や製造期間についてのご質問がありました。
このように1時間ほどの御視察の後、常陸宮同妃両殿下はセンターを御発さ
れました。御発の際に、当センターの対応に対して殿下よりねぎらいの御言葉
を賜りました。
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○産技セ主催セミナー等の情報
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☆ 『第4回群馬県立産業技術センター業務報告会』のご案内
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【目 的】 当センターが開所してから丸1年が経ちました。皆様の御協
力をもちまして、センターは順調な運営を続けております。そ
の成果を報告するため、当センターでは今年度から業務報告会
を公開で行っております。第4回となる今回は、センターが取
り組んでいるシステム開発事例を集めて開催します。多数の皆
様のご来場をお待ちいたしております。
【日 時】 平成16年11月8日(月)15:00~16:45
【会 場】 群馬産業技術センター 第一研修室
(〒379-2147 前橋市亀里町884-1、電話(027)290-3030)
【内 容】 今回の発表テーマ: システム
・テーマ1:「ネットワークログオンと出退勤表示盤の連動システムの構築」
電子情報グループ 水沼一英(15:00~15:30)
職員用PCから、産業技術センター内のネットワークにログオ
ンすることで、職員室に設置された職員出退勤表示盤をON/OFF
させるシステムを構築した。
ネットワークへのログオンを管理するサーバと、出退勤表示
盤を制御するサーバは別々のコンピュータであるが、今回の開
発の中核となる「遠隔コマンド実行ツール」を、両サーバの中
継役とすることで両者を連動させ、ネットワークを介しての出
退勤ON/OFF表示システムを実現した。
・テーマ2:「生産管理のための支援ツールの開発」
電子情報グループ 坂本明子(15:30~16:00)
生産管理のための支援ツールの調査・試作を行っている。現
在市販されている生産管理システム(ERPパッケージ)の概観と、
Accessを使った生産管理システムの試作事例を説明する。
・テーマ3:「時系列振動解析による河川状態や橋脚の安定性推定」
機械グループ 宋東烈(16:00~16:15)
本研究は、橋脚等の河川構造物の振動信号を時系列解析する
ことで台風や集中豪雨による河川出水中の状態変動や橋脚の安
定性の推定を試みたものである。具体的には、出水前後の流速
や地形変動を考慮した河川構造物の簡単なモデルを作成し、そ
の力学パラメータと時系列パラメータ、水位変動と時系列パラ
メータ及び力学パラメータと流体速度や流量の関係を求め、振
動測定からリアルタイムで河川状態や橋脚の安定性を推定する
手法を提案した。
・テーマ4:「故障診断システム開発プロジェクト
(故障診断システムの検証実験)」
機械グループ 須田高史(16:15~16:30)
切削加工をする際に、工具の交換時期を適切に判断するため
の故障診断システムを昨年度開発した。被削材の振動を判断基
準とした本システムと工作機械の消費電力とを比較し、故障診
断システムの検証実験を実施した。
【対 象】 どなたでも(技術に興味のある方)
【参 加 費】 無料
【申込方法】 参加を希望される方は、群馬産業技術センター技術開発相談グ
ループ石田あて、11月5日(金)までに電話、FAX、またはe-mail
でご連絡下さい。
担 当:技術開発相談グループ 石田
電 話: 027-290-3939
FAX: 027-290-3040
e-mail: git@tec-lab.pref.gunma.jp
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○製品開発にご利用下さい
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☆ 『R&Dサポート事業「特許権化段階」第3次募集』のご案内
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【目 的】 群馬県では、中小企業の皆さんが事業化した新技術・新製品の
権利化を行おうとする活動を支援するため、平成16年度分のR&D
サポート事業『特許権化段階』の第3次募集を行いますので、是
非、御活用ください。
なお、募集期間内に出願を予定する(している)場合は、別途、
御相談ください。
【応募資格】 県内に主たる事業所を有する中小企業者等で、過去に新製品開
発に係る県の補助金制度及び認定制度等を活用して新製品(新技
術を含む)の研究・開発等を行い、その研究・開発成果の権利化
を行うとする者。
【対象事業】 新技術・新製品の研究・開発成果の権利化を行う段階である特
許出願。
【対象経費】 新技術・新製品の研究・開発成果の権利化を行うための特許出
願経費の一部。
【支援内容】 補助限度額:対象経費と認められる額の1/2以内で、50万円以内
【応募期間】 平成16年10月1日(金)から平成16年12月20日(月)午後5時まで
(持参または郵送)
【応募方法】 所定の申請書を作成し、提出してください。
※詳細は、こちらをご覧ください。
→ http://www.pref.gunma.jp/g/03/r&d/16rd-tokkyo.htm
●お問い合わせ・応募先
群馬県産業経済局工業振興課技術支援グループ 堀
Tel:027-226-3358
e-mail:hori-ka@pref.gunma.jp
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☆ 『中小・ベンチャー企業向け産業財産権セミナー』のご案内
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【目 的】 我が国産業の国際競争力の強化と経済の持続的な発展が問われて
いる今日、政府において「知的財産立国」の実現に向けた種々の取
り組みが始まっています。
このような産業・経済社会の状況を背景として、企業においては
産業財産権等の知的財産を経営戦略としていかに活用するかが必要
不可欠となっています。
特許庁及び関東経済産業局では、新規産業創出の担い手として大
いに期待できる中小・ベンチャー企業において、独創的新技術を生
み出しそれを知的財産として適切に保護し、積極的な活用を図って
いくための企業活動を産業財産権制度の面から支援しています。
この度、前橋市おいて、中小・ベンチャー企業の経営者等の方々
に、産業財産権の取得や戦略的活用の理解を深めていただくために、
産業財産権セミナーを開催いたしますので、ご参加くださいますよ
うご案内いたします。
主催:特許庁、関東経済産業局
後援:群馬県、(財)群馬県産業支援機構
群馬県機械金属工業協同組合連合会
実施:(社)発明協会
【日 時】 第1回 平成16年11月18日(木)
第2回 平成16年11月24日(水)
両日とも 13時30分~16時30分
【会 場】 ウェルシティ前橋(群馬厚生年金会館) 3階 葵
(前橋市古市町1-35-1)
【内 容】
<第1回>「企業経営に活かす知的財産管理と活用」
・企業経営における特許取得と特許戦略
・経営戦略上の特許情報とその有効活用
・職務発明における権利の帰属
・特許権の活用とライセンス戦略
・権利侵害への対応
(講師)出光興産株式会社 知的財産室
室長(弁理士) 富永 一途 氏
<第2回>「商品開発(特許)とビジネスプラン」
・中小企業におけるビジネスプランの重要性
・新商品開発の考え方
・新商品開発プロセス
・特許活用におけるビジネスプランの作成
(講師)経営コンサルタント(中小企業診断士) 國分 宏悦 氏
【受 講 料】 無料
【参加対象】 中小・ベンチャー企業の経営者・知的財産関係者等
【定 員】 50名
【申し込み】 (社)発明協会群馬県支部
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
群馬産業技術センター内
TEL 027(287)4500
FAX 027(287)4501
※ 参加ご希望の方は11月10日(水)までに、必要事項(企業名、
業種、所在地、電話番号、FAX番号、参加者氏名、役職、参加希望
日)をご記入のうえ、郵送又はFAXにてお申し込みください。
なお、定員を超えご希望に沿えなかった方のみ、こちらからその
旨ご連絡します。
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☆ 『特許情報活用研修会』(IPDLの利用研修会) のご案内
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【目 的】 特許庁で保有する約5,000万件の特許情報が特許電子図書館
(IPDL)に保存されております。これから、意匠や商標を
考える方、新製品開発や商品企画をする方、これは特許になる
のだろうかとお迷いの方、一度『特許情報活用研修会』や『特
許相談会』をご利用下さい。
【今月の研修】 テーマ:「ソフトウエア・ビジネスモデル特許調査」
日 時: 平成16年11月12日 9:30~12:00
内 容: 1)ソフトウエア特許検索
2)ビジネスモデル特許検索
会 場: 群馬県立群馬産業技術センター コンピュータ実験室
前橋市亀里町884-1
TEL027-290-3070
定 員: 10名
講 師:特許情報活用AD 神林賢蔵
【受 講 料】 無料
【申し込み】 希望される研修テーマ名ごとに、企業名、氏名、住所、TEL,
FAX、e-mail、パソコン経験の有無を記入の上、神林アドバ
イザーあてお申し込み下さい。
前橋市亀里町884-1/群馬県立群馬産業技術センター
/知的所有権センター
神林賢蔵(e-mail:kanbayashi.kenzoh@ad.japio.or.jp)
FAX:027-287-4501
TEL:027-290-3070
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○編集後記
今回は、紙面の都合で「平成15年度導入機器の紹介(2)」を掲載できません
でしたが、来月号に掲載する予定ですので、よろしくお願いいたします。
また、メルマガで取り上げてはどうかといったテーマ等がありましたら、下記メ
ールアドレスまでご連絡下さい。宜しくお願いいたします。
☆☆ 配信案内 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■このメールは、当センターが発行するFAX版「産業技術センターまる得通
信」にて、『メールマガジン配信希望』のお返事をくださった方、並びに案内チ
ラシを御覧になり、配信希望の連絡をいただいた方にお送りしています。
■よろしかったら、このメールマガジンを皆様のお知り合いやお客様に御紹介く
ださい。
■このメールは、等幅フォントを使ってお読みください。
■送付先アドレス変更及び配信停止は、次のアドレスへ御連絡ください。
◎変更・停止 : git@tec-lab.pref.gunma.jp
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発行:群馬県立産業技術センター http://www.tec-lab.pref.gunma.jp
技術開発相談グループ(担当:近藤尚志)
〒379-2147 前橋市亀里町884-1
Tel:027-290-3030 Fax:027-290-3040
お問い合わせ E-mail:git@tec-lab.pref.gunma.jp
●掲載記事の転載・転用を希望する場合は、上記まで御連絡ください。
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